【車輪の国、向日葵の少女】

〜Country of wheel,girl of sunflower〜

-正義の象徴である向日葵に向けて-

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あらすじ

舞台は日本とよく似た、どこかの国。
この国では、犯罪を犯した者はそれに応じた特定の「義務」を課される。

そういった「被更生人」は、「特別高等人」と呼ばれる最高権力の公務員の監視下に置かれながら日常を過ごさなければならない。

特別高等人は義務を負った人を指導し、更生させるという使命を持った職業である。その権力は絶大であり、更生のためなら被更生人のプライバシーを侵害することができ、また生殺与奪権をも握っているなど、非常に強い権限を持っている。
なお、義務を破った者は強制収容所に連行される。

主人公の特別高等人候補生、森田賢一は、特別高等人の最終試験として彼の故郷である田舎町に住む3人の少女の更生に挑むことになる。 彼女らがそれぞれに抱えた心の闇は深く、また彼は彼女たちの更生を通してこの国の制度そのものに疑問を抱き始める―


チェックポイント!

名実共にエロゲー界のトップに君臨する、伝説の記念碑的作品

名作、である。

この言葉をもって、本作の紹介をはじめさせていただこう。
主人公のかっこよさ、ヒロインの可愛さ、そしてあっと驚く伏線の潜む重厚かつ壮大なストーリー。エンターテイメントの一つの完成形と言ってもよいだろう。

エロゲーに偏見を持っている人に、まずプレイしてもらいたい作品だ。エロゲーに対する考えが一変するだろう。
それでは本作の魅力を紐解いていこう。


圧倒的にカッコいい! 主人公、森田賢一!

「はじめに」でも述べたが、エロゲーやライトノベルには、どうしてこんなに女の子にモテるのかわからない主人公が多い。
しかし本作の主人公、森田賢一は数少ない例外である。そう、カッコいいのだ。圧倒的にカッコよすぎるのである。

普段はおちゃらけていて、下ネタ発言も飛び出す変人キャラの彼。しかしその胸の内には確固たる信念を秘め、ヒロインのピンチには颯爽と現れ、その超人的身体能力と天才的な頭脳をもって救い出す。

そりゃ女の子も惚れるよね、と言わざるを得ないのである。
ただ、ここで重要なのは「普段はおちゃらけキャラ」という部分である。
断言するが、完全無欠の主人公には魅力がない。なぜなら、魅力的なキャラを作るのに必須な「親しみやすさ」と「ギャップ」がないからだ。

「親しみやすさ」は、読者から共感を得るための要素である。本作の主人公、森田賢一のように超人的な力を秘めていたとしても、常にそれを見せつけていたら読者はどう思うか。

「すごいね、自分とは別の世界の人間だ」と思うことであろう。

実在しない創作上のキャラなのだから別世界の人間であるのは当たり前な訳だが、いくら創作とはいえどこかに一般人の共感できる部分がなければ人気は得られないということだ。

また、「ギャップ」も魅力的なキャラクターを創るのに重要な要素だ。
例えば、全校生徒から信頼を得ている優しくてイケメンな生徒会長が、ある土砂降りの日に道端のダンボールの中に捨てられた子猫をそっと抱き寄せるというシチュエーション。
それはもちろん魅力的に映るだろう。しかし同じ行為を、校内暴力上等、迷惑行為顧みぬ不良生徒がやったらどうだろう。

読者の興味を引くのは後者である。
「普段は暴力をふるってばかりのあいつが―」「思いやりのかけらも持ち合わせていないと思っていた彼が―」、そう、これがギャップである。

常識的に考えれば、普段から品行方正を守っている生徒会長の方が「えらい」に決まっているのだが、人間とは勝手なもので普段の行いとは別の面を見せられると、とたんにその人間が魅力的に見えてしまうものなのだ。
森田賢一は、親しみやすさとギャップをうまく生かした主人公と言えるだろう。

カワイイ! カワイすぎる! 超魅力的な3人のヒロイン

さて、エロゲーやライトノベルを創る上である意味主人公よりも重要になってくるのが、魅力的なヒロインを登場させることだ。

本作に登場する3人のヒロイン、三ツ廣さち、大音灯花、日向夏咲は誰もがカワイくて思わず心奪われてしまうこと請け合いである。

元気っ子、三ツ廣さちは持前の快活さで主人公を引っ掻き回す。

「今日もびりっと頑張るぞー!」「アガるね!」などといった独特の言葉使いをする彼女。若さあふれるパワフルガールである。

快活で行動派の彼女の言動は、見ていてとても気持ちがいい。後に紹介する絶対権力者裏、法月将臣を前にしても自らの意見を貫き通した。

裏の顔といったものを一切持たず、常にまっすぐで自分の心に正直な彼女。

また、スタイルも抜群で、現代日本に彼女のような女性がいたら、きっと芸能人として一躍有名になり、みんなから愛される少女になっただろう。

しかしそんな我が道を行く彼女も、時折見せる優しさや甘えるしぐさにドキッとする場面もある。


大音灯花

ツンデレっ子、大音灯花は、筆者一押しのキャラだ。

曲がったことが許せない、いわゆる正義の学級委員長タイプである。しかしその正義感に反して、メンタルはもろく、またおっちょこちょいで頭もあまり良くない。

そんな劣等感を本人も自覚しており、主人公にからかわれると憤慨して「いぢったでしょ! 今私のこといぢったでしょ! 森田賢一なんて死んじゃえ!」といった激萌えセリフを発するのだ。

また、彼女の口癖に「ぶっこぉすぞ!」というものがある。これは「ぶっ殺すぞ!」が訛ったもので、過激な言葉に対してその発音は何とも愛らしいものがある。

彼女は、さながら思春期から大人へと移り変わる途中の五分咲きの花のような存在として描かれている。

結論から言うと、灯花かわいいよ灯花。

日向夏咲

最後は内気な女の子キャラ、日向夏咲だ。

彼女は物語の序盤において、その内気さから主人公グループとあまり関わらないため、魅力が伝わりづらい。

序盤での彼女の言動はあまりにも煮え切らず、人によってはイライラさせるものがある。

そんな彼女も昔はさちにも負けず劣らず元気いっぱいで勉強もでき、クラスの人気者だった。彼女が変わってしまったのには、悲しい過去が関係していた。

実は人一倍寂しがりやで誰かに甘えたい願望を持っている彼女。そして同時に人としての強さも胸に秘めている。

このキャラは、好き嫌いが分かれそうだが、終盤で怒涛の輝きを発するので注目してもらいたい。

渋キャラナイスミドル、とっつぁん―法月将臣

主人公の師匠であり、また打ち倒すべき圧倒的強敵、法月将臣。

キャラクターとしての魅力で言えば、もしかすると主人公をも超えるかもしれない。

その性格は冷酷かつ厳格で、本作きっての渋キャラである。指導者としての名言も数多く飛び出す。

あの名言
「言われたことしかできない人間を三流。
言われたことを上手にできる人間で、ようやく二流。
森田はいつになったら一流になるんだ?」
を生み出したのもこのキャラである。

「車輪の国、向日葵の少女」とは、ある意味主人公、森田賢一が法月将臣に挑む物語と言ってもいいかもしれない。

常に主人公の前に立ちはだかり、この世の理を教え諭す。単なる悪役ではない法月将臣のキャラに酔いしれてほしい。


まとめ

さて、ここまでお読みいただいた方はすでにお気づきであろうが、ここまで紹介した本作の魅力はキャラクターにつきる。 無論、設定やストーリーも素晴らしすぎるのだがそのすべてを紹介していてはどれだけスペースがあっても足りない。よってここではあえてキャラクターの魅力を語るにとどまらせてもらった。

本作をプレイすることは、ライトノベルのキャラクターを創るうえで大いに参考になることは間違いない。加えて、法とは何か、更生とはなにか、指導者とはなにか、という壮大なテーマを通して自らの見識を広げてくれる。

ライトノベルでなくとも、何かをクリエイトする人には是非プレイしてもらいたい作品、それが「車輪の国、向日葵の少女」なのである。

攻略ページはこちら(愚者の館さま)



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